天皇陛下のご公務とは
天皇陛下は、国事行為などのご公務が大きな役目です。
内閣の助言と承認により、国民のために、憲法の定める国事に関する行為を行われます。
国会の指名のもとに内閣総理大臣や、最高裁判所長官を任命、国務大臣その他の官吏の任免を認証すること、国会の召集する、法律や条約を公布する、栄典を授与する、大使の信任状を認証する、外国の大公使を接受するなどです。これらの事項についての閣議決定の書類は、毎回、閣議の後に陛下の所に届けられ、全部に目を通された上で、ご署名やご押印をなさいます。平成23年は約1,000件ほどありました。さらに、陛下は、これらの国事行為に関連して、国会開会式のご出席(毎回)、宮殿で行われる儀式。これらの儀式には、内閣総理大臣及び最高裁判所長官の親任式、認証官任命式、外国特命全権大使の信任状捧呈式、勲章親授式などです。これらの行事のお姿はテレビなどで時々拝見することがありますが、まだまだ他にもたくさんのご公務をなさっておられます。お歳を召されての激務のため、公務を減らしていますが、それでも陛下のお歳を考えれば激務には変わらないでしょう。