かつての皇族たち~11宮家の人々
現在の皇室は大正天皇の子孫に限られていますが,1947年までは他にも伏見宮家の血統
に属する傍系皇族が11宮家ありました。
その11宮家とは山階宮家,賀陽宮家,久邇宮家,梨本宮家,朝香宮家,東久邇宮家,北白
川宮家,竹田宮家,伏見宮家,閑院宮家,東伏見宮家で系図にすると下記のようになります。
(11宮家は、その全てが北朝の崇光天皇(14世紀の天皇)の皇子栄仁親王を初代とする伏
見宮家20代当主の邦家親王を共通の祖としています。)
系図は嫡庶長幼の順に上下になっており、皇籍離脱時の宮家当主までを書いています。
(ただし、伏見宮貞愛親王は庶子であるものの宮家の後継者のため邦家親王妃の実子
(実の子として扱うこと)になっていたようで、これをもって邦家親王の唯一の嫡子系として
伏見宮家を11宮家筆頭とする意見もあります。
~旧皇室典範時代の伏見宮家は皇位継承順位では11宮家筆頭、皇族の序列では東伏見宮
家に次ぐ位置にあったそうです。